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2006年6月1日追加
「予防接種法施行令の一部を改正する政令の一部を改正する政令案」及び「予防接種法施行規則及び予防接種実施規則の一部を改正する省令案」が一昨日5月30日に閣議で決定し、6月2日公布、同時に施行と決定しました。これにより6月2日からI期とII期の子供たちに対してＭ・Ｒ単独でも、ＭＲ混合ワクチンでも接種して構わないということと、対象も4月の時点ではI期に単独ワクチンを接種していた子供はII期の対象にならないとされていたのがI期に単独ワクチンを接種していた子供もII期の対象になり、来年の3月31日までに年長の子供に対してＭ、Ｒ、またはＭＲ混合ワクチンを接種するようにと変更されました。高崎市からはまだ（6月1日現在）正式な通達は来ていませんがおそらくこの方向で行われていくものと思われます。いろいろとごたごたがありましたが何はともあれ良かったです。

2006年4月2日追加
2006年3月31日、厚生労働省結核感染症課から事務連絡がありました。
”自治体や関係団体等から単抗原ワクチンを予防接種法に基づく定期の予防接種の接種液に位置づけるよう要望をいただいており、また、３月２４日に開催した、予防接種に関する検討会において「ＭＲ混合ワクチンによる２回接種という基本方針は変わらないものの、単抗原ワクチンについても予防接種法に基づいて接種できるようにすべきである」との意見が多数の委員より出されたところである。
このような状況も踏まえて、麻しんワクチン及び風しんワクチン（単抗原ワクチン）についても、接種液として追加する予定である。”
とのことです。つまり単抗原ワクチンも予防接種法に基づいたワクチン接種になるということで、副反応等健康被害にあった場合には行政側から補助が受けられることとなりました。但し、公費で受けられるのは経過措置期間中の（一年間）一歳児のみでそれ以外は有料となります。
後は第2期接種 の制限が無くなればいいのですが・・・。

2005年8月5日掲載
2005年7月26日、厚生労働省から予防接種についての通達がありました。医療サイドからの麻疹接種の二回接種の要望が通った形ですが制約が多く手放しでは喜べません。麻疹または風疹ワクチンを1回でも単独で接種していると2期接種に該当しない、両方とも未接種者が2期の対象になること、加えて、麻疹風疹が十分減少していない段階で、どちらかの疾患に罹患したものは、MRワクチンを接種できなくなる（単独ワクチンはなくなる）、というとんでもないこともあり得ることになります。麻疹のワクチンしか行えなくなる、風疹のワクチンしか接種できなくなるというようなケースも出てくる可能性があるのです。結局ＭＲ（麻疹・風疹ワクチン）2回接種の恩恵にあずかれるのは来年4月1日に2歳未満の幼児だけです。すでに1回済んでいる幼児は、就学前１年間（幼稚園の年長児に当たる）に行なわれる2回目のＭＲはできません。また2歳以上でまだ麻疹・風疹の済んでいない時は、就学前1年間の期間が来るまで公費ではできません。すなわち期間の長い子供では、3～４年間（2歳から就学前1年間に入るまで）公費では麻疹・風疹の予防接種はできないことになります。また一方を受けている幼児の残りの一方を無料で出来るかどうかは、各市町村に任されるということです。ちなみに高崎市では1歳の幼児のみ公費で行われます。

厚生労働省の連絡文書は以下の通りです。毎度のことながらわかりにくい文章です。

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事務連絡

平成17年7月26日

各都道府県衛生主管部（局）予防接種担当課御中

厚生労働省健康局結核感染症課

予防接種法施行令の一部を改正する政令について

　標記政令が、本日閣議決定され、平成17年7月29日に交付される予定です。
日本脳炎に係る定期の予防接種のうち第3期の予防接種の廃止については、公布の日から施行されますので、その旨御留意の上、管下市町村及び関係機関等へ周知願います。
なお、関係通知の制定及び改廃については、追って通知します。
（参考）
改正の概要
予防接種法に基づく定期の予防接種の対象者の見直し（第1条の2の表関係）
（1）麻しん及び風しんに係る定期の予防接種の対象者をいずれも次のとおりとする。
ア　第1期の予防接種　生後12月から生後24月に至るまでの間にある者
イ　第2期の予防接種　5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にあるもの
（施行日：平成18年4月1日）

（2）日本脳炎に係る定期の予防接種の第3期予防接種（14歳以上16歳未満の者）を廃止する。
（施行日：公布の日）

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