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首都圏ではしかが流行しています


 東京・埼玉を中心に麻疹(はしか)が流行しています。ワクチンが二回接種になったのはつい最近ですので子供達(大人も)には十分免疫が着いていない可能性があります。はしかは麻疹ウィルスの感染によって起こります。母体からの免疫が存在する4か月未満の麻疹はまれで、乳児期後半から幼児期にかけて発症することが多いとされています。本邦では、最近大きな流行はなかったですが、今回過去10年で最大規模の流行になる可能性が示唆されておりまた成人での麻疹が問題となっています。日本を除く先進諸国では麻疹はほとんど発生していませんが、発展途上国では、毎年100万人以上の小児がはしかで死亡しています。
 はしかは,9〜11日の潜伏期のあと、発熱、咳、鼻漏、結膜炎などの症状で発症します。カタル期が3〜4日続いたあと、いったん熱は低下傾向となりますが、第4〜5病日に紅斑性丘疹が全身に出現し高熱が続きます。発疹出現後3〜4日で解熱し、色素沈着を残して消退します。
 はしかは、飛沫あるいは飛沫核感染を起こし感染力はきわめて強いのが特徴です。特に発熱前後からのカタル期の感染力が強いといわれています。発疹が色素沈着となると感染性は消失し隔離は不要となります。
 はしかでは特異的な抗ウイルス療法はなく、対症療法が中心となります。肺炎、中耳炎などの細菌性二次感染、脳炎などの麻疹自体による合併症の監視と、周囲への感染拡大の防止が重要です。麻疹感染による一過性の細胞性免疫の低下により、細菌による二次感染は重症化しやすく、はしかはウイルス感染とはいえ、しばしば抗菌薬による治療が重要となります。

参考記事
拡大の恐れ“はしか”東京や埼玉で流行

 

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