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うがいをしましょう

 朝夕涼しくなってきたと言うよりもだいぶ寒くなってきました。空気も乾燥してきており、風邪やインフルエンザの季節が近づいています。風邪を引かないためには体調管理とともにうがいの励行です。今回はうがいについて少しまとめてみました。

 インフルエンザや風邪のウィルスは、口から入ってくるよりも鼻から入ってくる頻度が多いので、鼻水はすすったり飲み込んだりしないようにその都度鼻をかみましょう。そして、風邪のひき初めにうがいをすれば、のどの粘膜から入り込んでくるウィルスや細菌の量を減らすことができるため、風邪が悪化することを防ぐこともできます。
 それではより効果的なうがいはどのようにすればよいのでしょうか。ノドの正面は絶えず飲んだり食べたりして洗っているので、ノドの奥の横を中心にうがいしたほうがより効果的です。斜め上を見上げる形に顔を上げ、ガラガラとうがいをしましょう。粘膜がでこぼこになっていると、ノドの粘膜に張り付いているウイルスや菌を絡めている粘液は、ガラガラとうがいをしてすぐに洗い落とすことは困難です。しっかり洗い落とすつもりでしっかりと長めにうがいしてください。これを左右二回セットで行いましょう。
 インフルエンザ・ウイルスやノロ・ウイルスのように、感染力の強いウイルスでは、ノドの粘膜にウイルスが張り付いてから時間がある程度たってしまうと、粘膜内に入り込んで増殖してしまいます。できるだけ早くうがいをすることがポイントになります。インフルエンザやノロ・ウイルス感染が疑われる人と別れた後はすぐにしっかり手を洗いうがいをしましょう。また、ウイルスなどを絡め取る粘液はうがいをすると洗い流されてしまい、新たな粘液が出てくるまで感染に対する防御力が低下していますので、うがいをした後しばらくの間はマスクをしてウィルスが入ってくるのを防ぎましょう。この理由から外出する直前のうがいはお勧めできません。
 ノドが腫れている状態ではウィルスはすでにノドの粘膜内に進入しておりうがいのみの対応では不十分です。ただしこの場合でもうがいをすることは、痛んだ粘膜からの二次感染(更なるウィルスや、細菌の感染)を予防する効果があるのでうがいは続けましょう。組織内に入ったウィルスをやっつけるための方法としては、感染部位にのどスプレーをかけることもノドの状態がひどいときには有効ですが、長期間スプレーをかけすぎるとノドの粘膜自体が傷害を受けてより感染しやすくなります。また、人間の体の表面には多数の菌が存在して共存しています。これらの菌が体の表面を覆っていることにより、人体に有害な菌やウィルスが体の表面に付着しづらくなり感染が起こりにくい状態を保っています。特に悪くなっていない状態で、濃い濃度のうがい薬でうがいをすると、これらの菌を殺してしまい新たなウィルスや細菌が侵入してより悪くなることがあります。実際に京都大学の先生方が、半年間水だけのうがいと、うがい薬を使ったうがいで経過を見たところ、水だけのほうが良かったという臨床実験もあります。日本の水道に含まれる塩素量がほどよい殺菌力を持っているというのが考察に書かれていました。

以上、風邪をひいていないときからまめにうがいをし、風邪の季節を乗り切りましょう。

 

この記事はけいゆう病院 健診科医長 川村昌嗣先生のご意見を参考にさせて頂きました。

 

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