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インフルエンザワクチンについて
2007.10.17

今年もインフルエンザシーズンが近づいています。例年クリスマス頃から流行開始しますが昨年の群馬県は早くから流行が始まりました。インフルエンザワクチンは接種後3週間程度で効果を発現すると言われており1回接種の場合は12月上旬までには接種を終えていたいです。2回接種の場合は1回目はそれより早く11月中旬頃までに接種をした方がよいと思います。1回目と2回目の間隔は1~4週と定められていますが効果が高いのは3~4週といわれています。12歳以下の方は原則2回接種、65歳以上の方は1回でも効果があるとされていますがその間の13歳から64歳の方のはっきりとしたデータはありませんが、その年代の方でも、近年確実にインフルエンザに罹患していたり、昨年インフルエンザの予防接種を受けている方は、1回接種でも追加免疫による十分な効果が得られると考えられます。2回接種をしたほうがより抗体価は上昇するという報告もあり、接種回数が1回か2回かの最終的判断は、被接種者の意志と接種する医師の判断によりますので、主治医とよく相談して下さい。ワクチンの効果ですが、小児科学会によると1歳以上6歳未満の乳児については有効率(発病阻止率)は3割程度であるといわれております。ただし、高齢者に関しては、ワクチンの接種を受けないでインフルエンザにかかった65歳以上の健常な高齢者について、もし接種していたら約45%の発病を阻止し、約80%の死亡を阻止する効果があったと報告されています。このため特に小さなお子さんの場合はインフルエンザに罹患しないためにワクチンを接種するというより罹患しても軽くすませるのと、同居の高齢者に感染させないのを目的とすると割り切って接種を考えた方がよいでしょう。また、1歳未満児については有効性を示す確証は認めらませんでした。今シーズンは、特別な場合を除いて最初から10歳代のタミフル使用が出来ませんので特に10歳代の方はワクチン接種をお勧めします。いずれにしろ基本的にはこまめなうがい、手洗いが基本であり重要であるのはいうまでもありません。

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